結論から言うと、CarPlayでYouTubeを純正機能だけで見るのは、2026年10月時点ではまだほぼ不可能です。 iOS 27でCarPlayは「停車中の動画再生」に対応しましたが、自動車メーカー側の対応が必要で、報道時点では対応を表明したメーカーが確認されていません。今の車の純正画面でYouTubeを見たいなら、CarPlay AI BoxかHDMI入力アダプターを使うのが現実的です。
安全のために:動画を見るのは必ず停車中だけにしてください。走行中に画面を注視すると道路交通法違反になります(詳しくは後述)。
| 方法 | 必要なもの | 純正画面で動画 | 視聴のルール | 目安費用 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| ① iOS 27のCarPlayビデオ(AirPlay) | iOS 27のiPhone+メーカーが対応した車 | 車側の対応次第 | 停車中のみ(システムで制限) | 0円 | 対応車が出るまで待てる人 |
| ② CarPlay AI Box | 純正の有線CarPlay車+AI Box | ◎ YouTubeアプリが直接動く | 停車中のみ視聴する | 約2.6万〜3.8万円 | いちばん手軽に見たい人 |
| ③ HDMI入力アダプター | 純正の有線CarPlay車+アダプター+テレビスティック等 | ○ 外部機器の映像を表示 | 停車中のみ視聴する | 約7,700円+外部機器 | 手持ちの機器を活かしたい人 |
CarPlayでYouTubeが見られない理由
Appleが動画アプリを制限してきたから
CarPlayに表示できるアプリは、Appleが定めたカテゴリー(音楽・ナビ・メッセージなど)に限られてきました。運転中の注意散漫を防ぐためで、YouTube(ユーチューブ)アプリをiPhoneに入れていても、CarPlayの画面にはアイコン自体が出てきません。「apple carplay youtube」で検索して設定を探しても見つからないのはこのためです。
iOS 27で何が変わった?
Appleが2026年6月のWWDC26で発表し、9月中旬に配信されたiOS 27で、CarPlayは初めて動画再生に対応しました。仕組みは次の2つです。
- AirPlay経由:YouTubeのようにAirPlayに対応したアプリから、車の画面を選んで再生
- CarPlay対応アプリから直接再生
ただし条件があります。
- 再生できるのは停車中だけ。発進すると映像が止まり、音声だけになります
- 自動車メーカーがCarPlayビデオを有効にした車でしか使えない
2026年夏〜秋の報道時点では、日本の自動車メーカーを含め、この機能への対応を表明したメーカーは確認されていません。日本で使える車種もAppleから公式な発表はありません。つまり「iPhoneをiOS 27にすれば見られる」わけではない、というのが今の正確な状況です。
見る前に知っておきたい道路交通法のルール
日本の道路交通法第71条第5号の5は、車が停止しているときを除き、車に取り付けた画像表示用装置の画像を注視することを禁じています。
| 違反の内容 | 罰則 | 反則金(普通車) | 違反点数 |
|---|---|---|---|
| 運転中の注視・保持 | 6か月以下の拘禁刑または10万円以下の罰金 | 18,000円 | 3点 |
| 交通の危険を生じさせた場合 | 1年以下の拘禁刑または30万円以下の罰金 | なし(刑事罰) | 6点 |
※山梨県警察の案内(2019年12月1日施行の改正内容)より。
どの方法を選んでも、動画はパーキングに入れて停車しているときだけ。サービスエリアでの休憩中や、EVの充電待ち、家族の送迎待ちといった場面での利用を前提にしてください。

方法①:iOS 27のCarPlayビデオ(AirPlay)を使う
追加の機器が要らないのが最大のメリットです。対応車であれば、手順は次のとおりです。
- iPhoneをiOS 27にアップデートする
- 車を停車させ、CarPlayに接続する
- YouTubeアプリで動画を再生し、AirPlayのアイコンから車のディスプレイを選ぶ
自分の車が対応しているかは、自動車メーカーの発表やソフトウェア更新情報で確認するしかありません。 今の時点では「将来の選択肢」と考え、すぐに見たい場合は方法②か③を検討するのがおすすめです。
方法②:CarPlay AI BoxでYouTubeを純正画面に出す
CarPlay AI Boxは、車のUSBポートに挿すAndroid搭載の小型端末です。CarPlayの仕組みを使って純正画面にAndroidの画面を表示するので、Google PlayからYouTubeアプリを入れれば、そのまま純正ディスプレイで再生できます。Netflixなど他の動画アプリも同じように使えます(Netflixを見たい方は「CarPlayでネトフリを見る方法」の記事で機種ごとに比較しています)。
まず確認:あなたの車は対応している?
AI Boxが使えるのは、純正の有線CarPlayがある車です。見分け方はかんたんです。
- iPhoneをUSBケーブルでつなぐとCarPlayが起動する → 対応している可能性が高い
- ワイヤレスCarPlayしかない/CarPlay自体がない → 非対応
- BMW・Teslaなど → 機種によって非対応(各製品ページの注意書きを確認)
USBポートが複数ある車では、iPhoneをつないでCarPlayが起動したポートに挿すのがポイントです。充電専用のポートではCarPlay自体が起動しないため、AI Boxも動きません。
接続の手順
- 停車中にAI Boxを車のCarPlay対応USBポートに挿す
- 純正画面にAI Boxのホーム画面が表示されるまで待つ
- Wi-Fi(スマホのテザリング)またはSIMカードでネットにつなぐ
- Google Playにログインし、YouTubeアプリをインストール
- YouTubeアカウントでログインすれば、マイリストや再生履歴もそのまま使える

小技:テザリングで使う場合は、iPhoneの「設定」→「インターネット共有」で「ほかの人の接続を許可」をオンにしてから、AI Box側のWi-Fi一覧でiPhoneを選びます。データ量が気になる場合はYouTubeの画質設定を下げておきましょう。
2026年に選べる主なCarlinkit AI Box
| モデル | 価格(税込) | Android | SIM | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Tbox Ambient | 25,999円〜 | 13 | 4G(データ通信のみ・別売) | YouTube最大1080p/60fps、画面分割 |
| Max Ultra AI Box | 38,332円 | 15 | 日本のSIMで5G対応(別売) | Snapdragon 6350・8GB+128GB |
| Tbox UHD | 38,077円 | 13 | 日本では使用不可(テザリング) | HDMI出力で後席モニターにも映せる |
価格は2026年10月時点の公式サイト表示です。どれも2年間のメーカー保証付きで、公式サイトでの注文なら30日以内の返品にも対応しています(お客様都合の返品は手数料が差し引かれる場合があるため、条件は返品ポリシーで確認してください)。シリーズ全体の違いはシステムの「Carlinkit TBox 比較」の記事で詳しくまとめています。
なお、オットキャスト(Ottocast)のOttoAibox P3シリーズも同じくAndroidアプリで動画を再生するタイプのAI Boxです。HDMI入出力の有無や対応車種などの仕様は機種ごとに異なるので、気になる方は両社の製品ページで仕様を見比べてみてください。
方法③:HDMI入力アダプターで外部機器を映す
テレビスティックやゲーム機をすでに持っているなら、HDMI入力付きのCarPlayアダプターという選択肢もあります。
- Carlinkit 6.0(HDMI付)(7,665円)は、有線CarPlayをワイヤレス化しつつ、HDMIでつないだ外部機器の映像を純正画面に表示できます(最大1080p/60fps)
- テレビスティックにYouTubeアプリを入れれば、純正画面でYouTubeを再生できます
- 外部機器の電源やネット回線(テザリングなど)は別途必要です

AI Boxより安く始められる一方、機器が増えて配線がやや複雑になる点は覚えておきましょう。
おすすめしない方法:脱獄アプリ(CarBridge・CarTubeなど)
ネット上では、iPhoneを脱獄してCarBridgeを入れる方法や、TrollStoreでCarTubeを入れる方法も紹介されています。しかし2026年の最新iPhone・iOSではおすすめできません。
- 対応iOSが古い(CarTubeはiOS 14〜17.0、CarBridgeはiOS 16までが中心とされる)
- 脱獄するとAppleの保証対象外になるおそれがある
- セキュリティの穴や動作の不安定さにつながる
「YouTubeをCarPlayで見たいだけ」なら、iPhone本体に手を加えない方法②・③のほうが安全です。
音だけならYouTube Musicが公式に使える
動画ではなく音楽やトーク番組を聴きたいだけなら、YouTube MusicがCarPlayに正式対応しています。音声だけなので走行中も聴けますが、曲選びなどの画面操作は停車中に済ませましょう。運転中はYouTube Musicで音だけ、停車中はAI Boxで動画、と使い分けるのが現実的です。
よくある質問
CarPlayでYouTubeは見れますか?
iPhoneとCarPlayの純正機能だけでは、2026年10月時点ではほぼ見られません。iOS 27でCarPlayは停車中の動画再生に対応しましたが、自動車メーカー側の対応が必要で、報道時点では対応を表明したメーカーが確認されていません。今の車で見るなら、AI BoxかHDMI入力アダプターを使う方法が現実的です。
iOS 27にアップデートすればCarPlayで動画が見られますか?
iOS 27だけでは見られません。CarPlayビデオは、自動車メーカーが車側で機能を有効にした車でのみ使えます。さらに再生できるのは停車中だけで、発進すると音声のみになります。対応車種は日本ではまだ公式発表がないため、メーカーのソフトウェア更新情報を確認してください。
AI Boxは走行中でもYouTubeを再生できますか?
AI Boxは動画アプリが動く端末ですが、運転者が走行中に画面を注視すると道路交通法第71条第5号の5の違反になり、反則金18,000円・違反点数3点の対象です。動画は必ず停車中に見てください。走行中は音声コンテンツやナビの利用にとどめるのが安全です。
ワイヤレスCarPlayの車でもAI Boxは使えますか?
ワイヤレスCarPlayしかない車では使えません。CarlinkitのAI Boxは、純正の有線CarPlay(または有線Android Auto)を搭載した車が前提です。iPhoneをUSBケーブルでつないでCarPlayが起動するかどうかを確認すると、対応しているかを簡単に判断できます。BMWやTeslaなど一部の車種は非対応です。
YouTubeを見るのにSIMカードは必要ですか?
必須ではありません。スマホのテザリングやWi-Fiでネットにつなげば、YouTubeを再生できます。毎回のテザリングが面倒な場合は、Tbox AmbientのSIM対応版や、日本のSIMで5G通信ができるMax Ultra AI Boxを選ぶと、エンジンをかけるだけで通信がつながります。Tbox UHDは日本ではSIMを使えません。
あなたの車に合う方法は?
まずはiPhoneをUSBケーブルでつないで、CarPlayが起動するかを確かめてみてください。起動するなら、純正画面でYouTubeを見るいちばん手軽な方法はCarPlay AI Boxです。iOS 27のCarPlayビデオは、メーカーの対応発表を待ちながら「将来の選択肢」としてチェックしておきましょう。
停車中のCarPlayでYouTubeを快適に楽しむなら、Android 15を搭載したMax Ultra AI Box、価格を抑えたいならTbox Ambientが候補です。ほかのモデルはCarlinkit Tbox マルチメディアビデオボックスの一覧から比べられます。
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